数学のブログ

関数の変化をとらえる - 関数の極限と微分法 関数の連続性 中間値の定理 実数係数、奇数次の方程式、実数解の存在、極限、符号

新装版 数学読本4 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第17章(関数の変化をとらえる - 関数の極限と微分法)、17.2(関数の連続性)、中間値の定理の問19の解答を求めてみる。

x 0

のとき、

f ( x ) = k = 0 n a k x k = x n k = 0 n a k x k - n

また、

lim x ± k = 0 n a k x k - n = a n

また、 nは奇数なので

x > 0 x n > 0 x < 0 x n < 0

よって、 十分大きい xに対して、

f ( x ) , f ( - x )

は異符号である。

ゆえに、中間値の定理により、

f ( x ) = 0

は少なくとも1つの実数解をもつ。

(証明終)