整数 1次合同式 1次不定方程式、整数かいが存在するための必要十分条件、係数、最大公約数、倍数
親切な代数学演習 新装2版―整数・群・環・体 (加藤 明史(著)、現代数学社)の第Ⅰ部(整数)、第4章(1次合同式)の問2の解答を求めてみる。
a と b の最大公約数をgとする。
また、
とおく。
このとき、
である。
に整数解x、 y が存在するとき、左辺はgで割り切れるので、 右辺もgの倍数で、
である。
逆に、
となる。
なので、
を満たす
が存在する。
よって、
ゆえに、
に整数解が存在する。