数学のブログ

整数 剰余類と合同式 正整数、3桁区切り法、符号、和

親切な代数学演習 新装2版―整数・群・環・体 (加藤 明史(著)、現代数学社)の第Ⅰ部(整数)、第3章(剰余類と合同式)の問17の解答を求めてみる。

aを任意の正整数とする。

aを 3桁ごとに区切り表す。

a = k = 0 n 100 0 k a k

末位から交互に 十一の符号を付けて加えた数は

a ' = k = 0 n ( - 1 ) k a k

また、

1000 7 · 14 · 2 + 6 - 1 ( m o d 7 ) 1000 11 · 90 + 10 - 1 ( m o d 11 ) 1000 13 · 76 + 12 - 1 ( m o d 13 )

よって、

a k = 0 n 100 0 k a k k = 0 n ( - 1 ) k a k a ' ( m o d 7 ) ( m o d 11 ) ( m o d 13 )

(証明終)