空間と連続写像 連続写像と同相写像 直積、距離空間、全単射、位相同形
トポロジー入門 (松本 幸夫(著)、岩波書店)の第1章(空間と連続写像)、4(連続写像と同相写像)の演習問題4.1の解答を求めてみる。
直積
の任意の元
に対して、
また、
対称律について、
三角不等式について。
よって、
は直積
上の距離である。
写像fを
と定める。
このとき、fは 全単射である。
任意の元
に対して、
の任意の正の実数とすると、
ならば、
同様に、
よって、
ゆえに、 fは連続である。
また、
ならば、
なので、
よって、 fの逆写像は連続である。
ゆえに、 2つの距離空間は位相同形である。
(証明終)