数学のブログ

“場合の数”をかぞえる - 順列・組合せ 集合の要素の個数に関する公式 互いに素である数の個数、素数、素因数分解、最小公倍数

新装版 数学読本4 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第15章(“場合の数”をかぞえる - 順列・組合せ)、15.2(組合せ)、集合の要素の個数に関する公式の問33の解答を求めてみる。

720 = 2 4 · 3 2 · 5

1から720までの自然数で2で割り切れる数の個数。

[ 720 2 ] = 360

3で割り切れる数の個数。

[ 720 3 ] = 240

5で割り切れる数の個数。

[ 720 5 ] = 144

2と3の最小公倍数6 で割り切れる数の個数。

[ 720 6 ] = 120

2と5の最小公倍数10で割り切れる数の個数。

[ 720 10 ] = 72

3と5の最小公倍数15で割り切れる数の個数。

[ 720 15 ] = 48

2と3と5の最小公倍数30で割り切れる数の個数。

[ 720 30 ] = 24
  1. 3、5 のいずれかで割り切れる数の個数。
360 + 240 + 144 - 120 - 72 - 48 + 24 = 528

よって、 720と互いに素である数の個数は、

720 - 528 = 192