数学のブログ

行列式 連立1次方程式と行列式 重根をもつ必要十分条件、係数

線形代数演習〈理工系の数学入門コース/演習 新装版〉 (浅野 功義(著)、大関 清太(著)、岩波書店)の第3章(行列式)、3-1(連立1次方程式と行列式)、問題5の解答を求めてみる。

重根をもつ場合、それを

x 0

とおくと、

f ( x 0 ) = 0 f ' ( x 0 ) = 0
a x 0 2 + b x 0 + c = 0 2 a x 0 + b = 0 2 a x 0 2 + b x 0 = 0

4より、

det [ a b c 0 2 a b 2 a b 0 ] = 0
2 a b 2 - a b 2 - 4 a 2 c = 0 a ( b 2 - 4 a c ) = 0 b 2 - 4 a c = 0

また、

b 2 - 4 a c = 0

ならば、

f ( x ) = 0

は重根をもつ。