整数 約数と倍数 2つの整数の積、最大公約数と最小公倍数の積、等式、互いに素の場合
親切な代数学演習 新装2版―整数・群・環・体 (加藤 明史(著)、現代数学社)の第Ⅰ部(整数)、第1章(約数と倍数)の問11の解答を求めてみる。
1
g を a と b の最大公約数とする。
このときある整数
が存在して、
よって、
また、
なので、
は、aとbの倍数、すなわちaとbの公倍数である。
よって、l を a と b の最小公倍数とすると
は l の倍数である。
ゆえに、ある整数
が存在して、
また、lはaと bの公倍数なのである整数
が存在して、
よって、
ゆえに、
すなわち、
よって、
が成り立つ。
(証明終)
2
1より、