数学のブログ

ポテンシャル関数 保存律 一般化、ベクトル場、距離、累乗、反比例、対数関数、累乗の逆数、合成微分

続 解析入門 (原書第2版) (S.ラング(著)、松坂 和夫(翻訳)、片山 孝次(翻訳)、岩波書店)の第5章(ポテンシャル関数)、1(保存律)の練習問題3の解答を求めてみる。

k = 2

のとき、

φ ( X ) = log r

とおけば、

g r a d φ ( X ) = 1 r · X · r = X r 2 = F ( X )

となり ポテンシャル関数である。

k 1

のとき、

g r a d X r n = - n r n - 1 r 2 n · X r = - n X r n + 2

ということで

φ ( X ) = - X ( k - 2 ) r k - 2

とおけば、

( g r a d φ ) ( X ) = 1 k - 2 ( k - 2 ) r k - 3 r 2 ( k - 2 ) · X r = X r k = F ( X )

なのでポテンシャル関数である。