連続写像の空間 ノルム空間 距離空間、和とスカラー倍 解析入門(中) (松坂和夫数学入門シリーズ 5) 楽天ブックス Yahoo!ショッピング au PAY マーケット 学習環境 Surface Windows 10 Pro (OS) Nebo(Windows アプリ) iPad MyScript Nebo - MyScript(iPad アプリ(iPadOS)) ハンズ・オン・スタートMathematica® -Wolfram言語™によるプログラミング(参考書籍) Pythonからはじめる数学入門(参考書籍) 解析入門(中) (松坂和夫 数学入門シリーズ 5) (松坂 和夫 (著)、岩波書店)の第13章(連続写像の空間)、13.1(ノルム空間)、問題3の解答を求めてみる。 a を X の任意の元とする。このとき 任意の正の実数 ε > 0 に対して、 f , g ∈ C ( X , Y ) なので、 ある 正の実数 δ 1 , δ 2 ∈ ℝ が存在して、 任意の X の元 x に対して d ( x , a ) < δ 1 ⇒ ∥ f ( x ) - f ( a ) ∥ < ε 2 d ( x , a ) < δ 2 ⇒ ∥ g ( x ) - g ( a ) ∥ < ε 2 よって、 δ = min { δ 1 , δ 2 } とおくと、 d ( x , a ) < δ ならば ∥ f ( x ) - f ( a ) ∥ < ε 2 ∧ ∥ g ( x ) - g ( a ) ∥ < ε 2 ∥ ( f + g ) ( x ) - ( f + g ) ( a ) ∥ = ∥ f ( x ) - f ( a ) + g ( x ) - g ( a ) ∥ ≤ ∥ f ( x ) - f ( a ) ∥ + ∥ g ( x ) - g ( a ) ∥ < ε 2 + ε 2 = ε よって、 f + g ∈ C ( X , Y ) である。また、 c を任意の実数とする。 c = 0 のとき、 ∥ c f ( x ) - c f ( a ) ∥ = 0 < ε c ≠ 0 のとき、 ある正の実数 δ > 0 が存在して、 d ( x , a ) < δ ならば ∥ f ( x ) - f ( a ) ∥ < ε | c | が成り立つ。このとき 、 ∥ c f ( x ) - c f ( a ) ∥ = | c | ∥ f ( x ) - f ( a ) ∥ < ε よって、 c f ∈ C ( X , Y ) である。(証明終)