数学のブログ

連続写像の空間 ストーン・ワイエルシュトラスの定理 複素平面上の単位円上の複素数全体の集合、コンパクト空間、複素係数の多項式全体の集合、関数環

解析入門(中) (松坂和夫 数学入門シリーズ 5) (松坂 和夫 (著)、岩波書店)の第13章(連続写像の空間)、13.2(ストーン・ワイエルシュトラスの定理)、問題4の解答を求めてみる。

a

f、 gを問題の関数全体の集合の任意の元とし、

f ( e i θ ) = n = 0 N c n e i n θ g ( e i θ ) = n = 0 M d n e i n θ

とおく。

Cを任意の複素数とする。

このとき、

N M

のとき、

f ( e i θ ) + g ( e i θ ) = n = 0 N ( c n + d n ) e i θ + n = N + 1 M d n e i θ
c f ( e i θ ) = n = 0 N ( c c n ) e i θ
f ( e i θ ) g ( e i θ ) = n = 0 N + M h n e i n θ h n = ( c j d k ) e i n θ ( j + k = n )

よって、 関数環である。

N M

のときも同様。

任意の

e i α , e i β X

に対して、

e i α e i β

のとき 、

g ( e i θ ) = 1 · e i θ

とおけば、 gは問題の関数全体の集合の元で

g ( e i α ) g ( e i β ) /

よって、Xの点を分離する。

また、

g ( e i α ) 0

なのでXのどの点も零化しない。

(証明終)

b

g ( θ ) = e - i θ

とおく。

これは

C c ( x )

の元である。

また、

0 2 π e - i θ e i θ d θ = 0 2 π 1 d θ = 2 π 0

よって、 gは問題の関数全体の集合の閉包の元ではない。

ゆえに、 問題の関数全体の集合の閉包は

C c ( x )

と一致しない。

(証明終)