数学のブログ

複素数と複素平面 複素数とその四則演算 2次方程式の解、-1の平方根

複素関数演習〈理工系の数学入門コース/演習 新装版〉 (表 実(著)、迫田 誠治(著)、岩波書店)の第1章(複素数と複素平面)、1-1(複素数とその四則演算)、問題3の解答を求めてみる。

方法1

2次方程式の解の公式を利用して求める。

z 2 = - 1 z 2 + 1 = 0 z = ± - 1 = ± i

方法2

実部と虚部を比較して求める。

z = a + b i a , b

とおく。

z 2 = - 1 ( a + b i ) 2 = - 1 ( a 2 - b 2 ) + 2 a b i = - 1
{ a 2 - b 2 = - 1 2 a b = 0
a = 0

の場合、

b 2 = 1 b = ± 1
b = 0

の場合、

a 2 = - 1

なので解はない。
よって、

z = 0 ± i = ± i

コード(Wolfram Language, Jupyter)

Solve[z^2 == -1, z]
Output