凸集合 クレイン=ミルマンの定理 n次元空間、球、凸集合、線分
ラング線形代数学(上) (ちくま学芸文庫) (S.ラング(著)、芹沢 正三(翻訳)、筑摩書房)の付録1(凸集合)、4(クレイン=ミルマンの定理)、練習問題2の解答を求めてみる。
X 、 Y を S の任意の2点とする。
このとき
を満たす 実数 a、 b に対して、
また、 X 、 Y は S の点なので、
よって、
ゆえに、
は S の点である。
以上より、 S は凸である。
である場合も上記
を
に置き換えて同様 に考えればいい。
(証明終)
コード
#!/usr/bin/env python3
from sympy import Matrix, symbols, solve, pprint
from sympy.plotting import plot3d
print('2.')
P = Matrix([0, 0, 0])
x, y, z = symbols('x, y, z', real=True)
X = Matrix([x, y, z])
c = 2
eq = (X - P).norm() - c
zs = solve(eq, z)
pprint(zs)
p = plot3d(*zs,
(x, -5, 5),
(y, -5, 5),
show=True)
p.save('sample2.png')
入出力結果
% ./sample2.py
2.
⎡ _______________ _______________⎤
⎢ ╱ 2 2 ╱ 2 2 ⎥
⎣-╲╱ - x - y + 4 , ╲╱ - x - y + 4 ⎦
%