数学のブログ

不等式 等式と不等式の証明、相加平均と相乗平均、定数、等号が成り立つ場合

代数への出発 (新装版 数学入門シリーズ) (松坂 和夫(著)、岩波書店の第7章(不等式)の練習問題21.の解答を求めてみる。

和が一定の場合。

x + y + z = c

とおく。
相加平均、相乗を均の関係により、

x + y + z 3 ( x y z ) 1 3
x y z ( x + y + z 3 ) 3
x y z ( c 3 ) 3

で、 等号が成り立つのは

x = y = z

のときなので、 このとき最大となる。

(証明終)

積が一定の場合。

x y z = c

とおく。

このとき、

x + y + z 3 ( x y z ) 1 3
x + y + z 3 c 1 3

で、

x = y = z

のとき等号が成り立つので、このとき和は最小になる

(証明終)